食品衛生なんでも相談室トップ>|資料目次2資料目次1<相談室へ戻る>

(最終更新2015/6/28 作成 2015/06/23)

資料35 サルモネラ食中毒 患者数と事件数の推移(平成8年〜平成26年)


食中毒事件数の推移を 食中毒事件一覧速報 - 厚生労働省 - をもとにグラフ化した。

事件数では平成11年を、患者数では平成8年をピークに減少を続けている。
減少の内訳は、サルモネラ・エンテリティディス(S.Enteritidis)の流行の終焉に負うことが多い(図2参照)が、他の血清型の減少も見受けられるようだ。
(S.Eの減少は養鶏業界の努力もあると思うが、サルモネラ属菌はカンピロバクターともども鶏肉からは検出されている)

図2は2005年(平成17年)までのデータだが、これ以降も食中毒事件は減少を続けている。


発生年 西暦 事件数 患者数 死者
平成 8年 1996 350 16,576 3
平成 9年 1997 521 10,926 2
平成10年 1998 757 11,471 1
平成11年 1999 825 11,888 3
平成12年 2000 518 6,940 1
平成13年 2001 361 4,949 0
平成14年 2002 465 5,833 2
平成15年 2003 350 6,517 0
平成16年 2004 225 3,788 2
平成17年 2005 144 3,700 1
平成18年 2006 124 2,053 1
平成19年 2007 126 3,603 0
平成20年 2008 99 2,551 0
平成21年 2009 67 1,518 0
平成22年 2010 73 2,476 0
平成23年 2011 67 3,068 3
平成24年 2012 40 670 0
平成25年 2013 34 861 0
平成26年 2014 35 440 0



資料1 食中毒事件一覧速報 - 厚生労働省 - 

資料2 サルモネラ症 2006年6月現在(IASR,Vol.27 p 191-192:2006年8月号)

資料3 サルモネラ感染防止のマニュアル 一般社団法人日本養鶏協会

資料4 中村政幸(北里大学獣医畜産学部獣医学科教授)「鶏卵・鶏肉のサルモネラ対策について」,食品媒介有害微生物リスク管理セミナー基調講演(農水省),2007年